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「イラストの描き方手順」白紙から始まるイラストの描き方の手順について

こんにちは、スパロウです

今回のテーマは「白紙から始まるイラストの描き方の手順について」という事で

イラストを描く準備が整ったけど、SNSに流れてくるような綺麗な絵を描くにはどうしたらよいのかわからない

色の塗方も、線の描き方も何もかもわからない

そんな悩みが筆者にもありました。なんなら現在進行形で迷っています。

今回は、筆者が描くイラストの手順を見えるようにまとめていこうと思います。

筆者が忘れないためにもイラストの「白紙」から「完成」までの道筋を紹介します。

今回のイラストでは「グランブルファンタジー」の主人公であるジータを描いています。

目次

ラフ

ラフの描き初め

頭の中でテーマが決まったら、とりあえず水彩ブラシでぼんやりと描きます。

意識していることは、「テーマ」と「ゴール(想像する完成形)」を見失わないこと。そして資料を必ず用意しておくこと

最初の段階で「自分の絵で何を伝えたいか」を自分で見えるようにメモをします。

筆者の場合空いているキャンバスのスペースに
「可愛い〇〇を描く」「〇〇が引き立つようなエフェクトを描けるようにする」

といったことを描いて、「ゴール」を見失わないようにしました。

ラフでどこまで描くか

ラフでどこまで描くの?という方には「ゴール」にもよりますが

筆者の場合「キャラクターを魅せたい!」と思っているとき、細かい装飾の忘れがなく 体、顔のバランスが一目で認識できるところまで描きこんでいきます。

ここで筆者の戒めでもあるのですが、ラフの段階で「後で書けばいっか!ラフだし♪」という気持ちで色を塗っていくと途中で挫折します。

理由としてはざっくり言うと

余計な工数があとからあとから湧いてきて、レイヤーの行き来に時間かかるし

自分の想像していた完成絵からずれてきます

なので筆者は

ラフの時に線だけでみたらほぼ完成と思えるまで

描くようにしています。

筆者のラフの例を下に置いておきます。

カラーラフ

全体をまず塗る

カラーラフの目的としましては、完成図を想像しやすくするためであり、この段階で細かく加筆したりはしていません

キャラのラフでしたらまず全体に色を塗りシルエットを抜き取るようにマスクをとります。

なのではじめ下図のように全体にぬります。

レイヤーマスクをつけて全体のシルエットを把握する

レイヤーマスクを使い、キャラの部分以外塗れなくなるようにします。

マスクのつけ方

➀では該当のカラーラフのフォルダーをCtrl+クリックして範囲選択します。②のマークをチェックすれば、マスクをとることができます。

 

固有色を塗っていく

レイヤーマスクをつけた後に部位(色が変わる場所)ごとにレイヤーを分けて固有色を塗っていきます。

塗るときのおすすめツールは投げ縄ツールです。

ざっくりとラフの形に沿って色を塗ります。

固有色を塗っていく際

筆者の場合、「髪」「肌」「服」という風にレイヤーを分けて塗っています。

レイヤーを分ける理由は主に そのレイヤー部位だけ変えたい時に予め分けておくと便利だからです

描き直したいレイヤー上でCtrl +クリックすれば

そのレイヤーの塗られた部分だけ色を塗りなおしたり、変更したりできます

ライティング

ライティングの目的

先ほど塗ったカラーラフの上に光を感じさせる。リッチ感を上げる、リアリティを上げる

ために、メインライト、反射光、影、を表現するために描いていきます。

メインライト

光源を設定した後、一番強く光が当たるところを塗っていきます。ここでは

周囲の色が外でしたら、太陽の光を意識した「黄色寄りの白」夜だったら冷たさを表現する「青色よりの白」という風に周囲の環境に合わせてメインライトを置いていきましょう。

レイヤーは通常レイヤーです。

反射光

地面に反射した光がキャラに写ったものです、例としては土を反射した「オレンジ色」草原にいるなら「黄緑色」

といったところでしょうか。

レイヤーは「スクリーン」でエアブラシなどではっきり描きすぎず、光を乗せていきましょう。

キャラの立体感、リアリティを上げるために影を乗せていきます

主に使っているレイヤーは「乗算レイヤー」です

影の描き方については、別の記事にて紹介したいと思います。

線画

ライティングの作業にてある程度の完成図が見えてきたら、線画作業に入ります。

不透明度を下げたカラーラフのフォルダを線画フォルダの下に置き

線画をカラーラフになぞらえて描いていきます。

仕上げ

線画レイヤーの下にカラーラフのフォルダ、ライティングフォルダをコピーしたものを置き、線画の外に出た色は取り除きます。

意識することは3つ

メリハリを出すためメインライトを一部消す

メインライトの部分にも光がよく当たるところと影になっているところを表現するために
影になりそうな部分を消す。メリハリが出てよし。

影の描きたし

服の最も重なっている部分の影や薄く影になる部分の塗り、肌の影色の決定、

注意点:影を描きすぎたり、エアブラシや水彩を多用すると全体がくすんで見えてしまうので気を付けよう


メリハリ 全体のまとまりを意識すること

使用しているレイヤーは乗算レイヤー

色面の追加

影になっている部分に寒色よりの色を塗ったり光が当たっている部分に暖色寄りの色をのせたり

イラスト全体の色味を増やすイメージ。また、肌に赤みを付け足したりするのもよし

影と同様描きすぎないように、あくまでキャラを引き立つたためにやることなので

全体のバランスを見ながら自分の思う完成に近づけていきます

3つに共通して意識していることが、単色の部分がが目立つようにしないことです。

理由としては、今この記事を見ている方 周りを見てみるとわかるのですが現実の世界って
単色に映っているものがないんですよ。

物があれば絶対影ができるし、直方体じゃなければ、影の薄い部分と濃い部分も出てくる。

なので、リアリティのある絵を描こうとするときに単色の面積が広い部分があったら「違和感」を感じます。

(あくまで筆者は)

3つを意識して細かいところを修正して完成させます!

まとめ

今回は自分がイラストを描いている際に意識していること、「イラストの描き方手順」にそって書きました。

この記事だけでは及ばない部分も多々あると思いますので、自分が見返して追加したいところは追加して

見る人にも自分にとっても わかりやすい記事となれるように更新していこうと思います。

ざっくりまとめますとこんな感じ

1ラフ
「テーマ」と「目標(自分の描きたい絵 目標とする絵師)」を決めて 資料を用意してキャンバスに描いていこう。

2カラーラフ
ラフの中に色(固有色)を塗っていこう

3ライティング
リアリティのある絵にするため 光、影を表現した色を塗っていこう。

4線画
ラフとカラーラフを参考にして綺麗な線を描こう

5仕上げ
線画のレイヤーの下に「カラーラフ」「ライティング」のフォルダを用意し

余分な色を消し、色面を意識して描きこんでいく

以上です。

参考

今回ここで紹介したイラスト手順はイラストレーター「羽々斬」さんの動画を 参考にしています。動画で丁寧にわかりやすく説明していらっしゃるので ぜひ見てみてください。

 

羽々斬さんのYouTubeチャンネルはこちら↓

羽々斬 – YouTube

以上です!

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